スタッフブログ 2019年12月14日
こんにちは!
柔道整復師の見並です。
今日は『五十肩』について書いていきたいと思います。
ちなみに四十肩と五十肩は同様の物と考えて頂いて大丈夫です。
『五十肩』は正式には『肩関節周囲炎』という名前になります。
レントゲンなどで検査を行い肩に起きる石灰化や腱板の損傷、もしくはその他の肩の問題を除いて【検査上は肩関節に問題が見受けられないのに、肩の症状が出ている場合】に『五十肩』という診断になります。
『五十肩』という診断が行われても、定義があいまいな部分が多いため、筋肉などの問題で腕が上がらないと言う様な場合は、比較的早期に解消される事が多いのですが、患部の癒着や拘縮の顕著な方などは、治療を行ったとしても時間がかかってしまう事が多くなる症状になります。
一般的な『五十肩』では肩を動かす動作に問題が起きるため、髪を結ぶ動作、服を着るなどの日常生活に支障が出たり、夜間痛が出て眠れないなどの問題が起きる事が多いため、日常生活に大きく支障が出てしまう場合も多くなります。
『五十肩』は実は年単位で我慢を行えば、症状は落ち着く事が多いのですが、痛みなどの症状は落ち着いても、肩の動きは戻らない事が多く、痛みで夜も眠れない状態が何年という単位で続いてしまうと、体力的にも精神的にも疲れてしまい、そこから他の問題が出てきてしまう方もいらっしゃいます。
また痛い方を下にして寝ると痛みがあるからといって、寝ている際に痛くない方をずっと下にしている状態が続くと、反対側の肩が身体の重みを受け続ける状態になってしまいますので、あまり経過が長くなってくると反対側も『五十肩』になってしまう場合もあります。
『五十肩』は患者様の状態や、お身体が治癒してくる段階に合わせて、必要な調整方法が異なるので、自己判断などで動かしたり、無理を行うと状態が悪化してしまう場合も多くなります。
よく「五十肩になったら動かした方がいい」と仰る方がいるのですが、時期により必要な運動も違いますので、肩の状態も分からないまま無理をしてしまうと、症状が悪化してしまい、病期が長くなってしまう事もありますのでお気をつけ下さい。
最初に痛みや動き辛さが出ても、ある程度様子を見られる方も多いと思うのですが、ある程度の期間我慢されたとしても、肩の痛みが中々引かない場合は、すぐにご相談頂ければと思います。
これも患者様の状態によって違うので、少し難しいのですが『五十肩』の状態によってはなにを行っても、中々変わらない期間が有る場合もあります。
その場合は少し時間をおいてから治療を行う提案と、患部を安静にしたほうが良いというお話をさせていただくかもしれません。
しかしその期間を過ぎる、もしくは過ぎていると今度は積極的に治療に取り組むことが、症状の早期改善に繋がる場合もあります。
検査にておおよそ分かると思いますので、そもそも時間がかかる『五十肩』なのか、今ご自身がどの様な状態なのかを判断するために、一度ご相談頂ければと考えます。
当院では初回にご来院頂いた際に、全体で1時間ほどお時間を頂き、施術や患者様のお身体の状態をしっかりと検査をさせていただきます。
これにより筋肉を緩めれば普通に肩が上がる問題や、腱板などが機能しているか、首や腕など他に原因があり肩の問題が出ているのか、それとも患部の癒着などが考えられる『五十肩』なのかを見させて頂きます。
検査にて患者様の状態がわかれば、現在の状態に合わせて少しでも早く可動域を戻していくために、筋肉や関節、骨格などの調整を行うのですが、必要な時期に適切な処置を行う事によって早期の改善を目指します。
整体による調整を行う事で少しでも早く『五十肩』の苦痛が無くなればと思います。
四日市にて『五十肩』などでお困りの方は『ささがわ接骨院・整体院』にご相談くださいませ。
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