スタッフブログ 2019年12月03日
こんにちは!
柔道整復師の見並です。
今日は口が開けにくい、開けると痛みが出てしまうなどの症状が出る『顎関節症(がくかんせつしょう)』について書いていきたいと思います。
『顎関節症』とは耳の前にある顎(あご)の関節が、何らかの原因によって痛みや違和感、開け辛さや音が鳴るなどと言った症状が出てしまう状態の事を指します。
この顎の関節はざっくりと分けると、頭の骨と下顎の骨によって構成されているのですが、その周辺には筋肉や靭帯、関節円板(クッションの様なもの)などがあり、これらが固い物を食べた、あくびなどによって口を大きく開けた場合や、顎を直接的に痛めたわけでなくとも、首の寝違いやむち打ち症などによって痛めた後からなどの場合によっても発症します。
顎の痛みや違和感などの症状でお悩みの方は、意外と沢山いらっしゃるのですが、症状を感じたとしてもどこで治療を行えば良いのかがわからなくて困っているという方も多く見かけます。
症状として大きな支障をきたしていない場合はしばらく様子を見られる方も多いのですが、症状を放っておくと食事や会話などの動作で顎は毎日使うため、一度発症してしまうと中々自然には解消され辛い症状になります。
顎関節症の治療を行うに当たって重要なのは、なにが原因で痛みが出ているのかという点になります。
『顎関節症』の問題は筋肉や関節、メンタルなどで症状が出てしまう事が多いのですが、その他にも歯のかみ合わせなどでも症状が出てしまいます。
歯の状態などにより、噛み合わせ悪いなど歯の問題が考えられる場合は、歯医者さんにて歯の治療を行う必要が有りますので、歯科を受診して頂くのが良いと考えます。
しかしその他の筋肉や関節に問題が生じている場合は、歯の治療だけでは顎関節症の解消は難しくなると考えます。
の場合に有効と考えるのは整体となってくるのですが、整体によって問題が解決できるのは筋肉や関節などの、動作や運動によって変化が出る方になってきます。
あまりイメージは無いかもしれませんが、お顔にも筋肉が沢山あり口を開ける、閉じる、顎を前に出す、片方だけ動かすなど様々な動きは筋肉が動かしています。
この筋肉が両方が正常に動く事によって、顎の動きがしっかりと行えるのですが、何らかの原因で左右差が出たり、不具合が出てしまうと動かす際にも左右の違いが出てしまいます。
筋肉に左右差が出てしまう原因としては噛み癖や寝方なども有るのですが、いつも片方だけ噛むような動作を続けていると、関節のズレが生じ、それが慢性的な症状の基になってしまう場合もあります。
また顎以外の関節が問題となる場合があります。
多いのは顎と近い首の関節になりますが、顎を開く際に首の運動も関与しますし、首の関節のズレは顎を開く動作にも大きく関与します。
当院で顎の整体を行う際も、頭部や下顎と言った顎関節の周辺だけでなく、それと同時に首の調整も行います。
周辺の状態を良くして動きが良くなったとしても、首の関節のズレなどがあると、口を開けるなどの動作を行った際に、結局顎にストレスがかかってしまい症状が戻ってしまう事も多くなりますので、首もしっかりと動けている必要が有ると考えます。
口を開けるなどの動作によって症状が変化する方は、もしかすると歯の問題などではなく顎関節の運動が正常に行えない筋肉や関節の問題が生じている可能性が有りますので、一度整体による調整を受けて頂くと顎関節症の症状を変えれるかもしれません。
顎の症状は対応している所が少ないので、どこに行けば良いか悩んでしまう場合も多いと思うのですが、当院でなら整体による対応を行っております。
四日市にて『顎関節症』でお悩みの方は『ささがわ接骨院・整体院』にご相談くださいませ。
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