三重県四日市市西日野町4299
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[休診日]水曜日・日曜日
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スタッフブログ 2019年09月12日
こんにちは!
柔道整復師の見並です。
今日は交通事故による『むち打ち症』とその治療について書いていきたいと思います。
今回の患者様は停車していた際に、横から追突されて首を痛めてしまいました。
事故に遭われてすぐの時から首に痛みがあったため、お近くの整形外科を受診し、レントゲンなどを撮影したところ首の骨などに異常がなかったため、その周辺の首のお怪我という事で『外傷性頚部症候群』という診断が付きました。
この『外傷性頚部症候群』や『頚部捻挫』の俗称を『むち打ち症』と言います。
『むち打ち症』は交通事故のみに関わらず、外力が働いた際に頭が振られてしまい、その際に首周辺を痛めるお怪我になります。
自身が意図せず、大きな外力が細い首にかかってしまうため、その際に筋肉や靭帯、神経や血管、背骨の後ろを走る脊髄などを痛めてしまう事が有ります。
筋肉や靭帯を損傷すると、首筋の痛みが出たり、動き辛さが出たりしますが、その損傷が神経や血管にまで及ぶとめまいや頭痛、腕のしびれなどの症状が出たりします。
この症状が怪我をしてすぐにはわからない場合があります。
様々な説がありますが、その一つには交通事故などに遭うと自律神経の中の『交感神経』が優位になりますので、お身体が興奮状態になり痛みなどが分かりづらくなってしまうというのが有ります。
大丈夫そうに見えても、後で症状を感じたり、体の内面にはどのようなお怪我を負っているかはわからないので、一度お近くの医療機関でしっかりと検査を受けて頂くのをお勧めします。
今回の方は首の怪我の診断が出て、リハビリとして患部に電気を当てる電気療法と患部を引っ張るけん引療法を行ったのですが、中々症状は変わりませんでした。
誤解のない様に書いておきますが電気治療なども効果はあります。
しかし損傷の度合いや日常的な環境によって、電気治療などではリハビリが足りなくなってしまう場合もあります。
理由としては一般的に怪我をしてしまった場合は、極力安静にしてもらう事が重要となります。
骨折などでもそうなのですが、怪我の回復としては必要であれば固定を行い、患部を極力安静にしてまず傷を修復させます。
しばらく安静にする事ができたら、今度は筋肉などが強張ってきますので、その筋肉を緩めて関節を動かした方が早くお身体が良くなると考えます。
交通事故の『むち打ち症』では損傷を受け、損傷の仕方も横からぶつかられたり、後ろからぶつかられたりの状態によって様々になり、外力によって偏った怪我の仕方をしてしまう為、そこから関節の歪みが起きてしまう場合があります。
関節の歪みは時間の経過と共に自然に良くなる事はなく、逆に酷くなってしまう事や別の場所が痛くなってしまう場合が多くなります。
時間の経過と共にお身体の状態も良くなり辛くなってしまうので、交通事故の治療では、なるべく期間を詰めて来院して頂きお身体の状態を良くして頂きます。
今回の方も事故から2か月目に当院に転院され、傷自体は修復されている状態だったので、電気療法や温熱療法に加えて筋肉や関節を動かす『手技療法』を行っていきました。
最初に来院された際には「首が痛みで動けない」「痛みで夜が眠れない」などでお困りだったのですが、リハビリが終わると首は動くようになり、次の日に来院された際も「昨日はひさしぶりに良く寝れた」と仰っていました。
何度か調整を行っていくとお身体の状態もどんどん良くなっていき、無事交通事故の治療を終えられました。
交通事故の治療でもしお身体が変わらない場合は、もしかしたらリハビリの方法がご自身の状態に合っていない
可能性もあります。
交通事故による『むち打ち症』でお悩みの方、転院などをお考えの方は『ささがわ接骨院』にご相談下さいませ。
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