肩・腕の症例 2015年12月21日
【臨床報告】 肩の痛みの男性
以前より右肩の痛みを繰り返しており、2か月前より手を上げたり、服を着たり脱いだり、歯を磨く動作でも痛みが出現。
経過が長い為に、単純に肩関節だけのアプローチだけでは、改善はしても再発または、長期化すると考えられる。
手を上げた状態から下方に引く動作を多くする事があるとの事で、胸椎、腰椎までの状態も確認が必要と説明
『検査』
姿勢検査:関節可動域は痛みがある物のある程度の可動域を確認。
触診で上肢を診ていて、肘関節の完全伸展不能、前腕部の回内変位、手関節が手掌側への変位
『施術』
棘上棘下筋、小円筋、広背筋、前鋸筋、小胸筋を丁寧に緩和施術を行う。
肩甲骨、上腕骨、鎖骨、前腕骨、手指骨まで変位を矯正。
特に肘関節、手関節を丁寧に矯正を行う。
1回にて可動域は改善するものの、肩甲上腕関節部の自動運動での疼痛は残存
他動運動では疼痛が減少している為、筋肉などの軟部組織のトラブルも考慮。
内転時上腕二頭筋健部に疼痛を感じ、圧痛も認めた。
経過が長い為15回位の施術は必要と伝える。
現在9回目 可動域は正常であるが、水平屈曲位での運動(歯を磨く動作)にて疼痛が残存。
施術後は疼痛減少する為、関節の機能異常のみで、損傷状態はほぼ改善していると判断。
現在1週間~10日に一回の施術にてフォロー中。
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